『残された人びと』 by OBOCCO

2006年6月29日 (木)

それぞれの夢1 チャリオー・ボッコシの夢

 チャリオーは、玄関の扉を開け、庭に面したリビングに向かった。
 テーブルの上には、アカツメクサの花が飾られていた。
 テレビの音が、書斎から聞こえてきた。
 書斎に入ると、テレビの画面を見つめている男がいた。
 それは、若い時のチャリオーだった。
 テレビでは、ニュースが流れていた。

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2006年6月 9日 (金)

エピローグ

 オー・ボッコは、やっとの思いで、古兎早技村の見覚えのある場所に辿り着いたところだった。遥か昔の子供の頃の記憶を頼りに、気楽の行けると考えていた事を後悔していた。
「オーちゃん、でないかい。おれだよ、おれ。忘れたか。」
思い出すのに、少し時間がかかった。
「いえ、忘れていませんよ。コーイ・ヌさん。」
「いやー、覚えとってくれたか。うれしいな。何年ぶりかな。」
「そうですね、もう15・6年ぶりですか。」
「おー、そんなになるか。ところで、どこに行くんだ。」
「チャリオー・ボッコシの所です。」
「そうか。大変だな。最近おかしなことを言う様になってしまって、・・・おっと、オーちゃんのおじさんだったな。すまん。」
「なんて言っているんですか。」
「人が消えて行くとか、この世の楽園ができるとか言うんだ。」
「それは、初耳ですね。私には何も・・・」
「おれから聞いたと、言わないでくれよ。怒鳴られるからな。」
「はい。何も言いませんから。」
 コーイ・ヌと別れたオー・ボッコは、おじの所に急いだ。間もなくおじの家に着いた。

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